ハードウェア、本体設定紹介
■Bluetoothを使う

【Bluetoothってなんだろう?】

Bluetoothというのは2.4GHz帯の電波を利用して、機械どうしを無線で結ぶための技術です。
現在市場に出回っているBluetoothにはVer.1.0B、1.0B+CE、1.1があり、主流となっているのはVer1.1のようです。

ちなみにBluetoothの名前の由来は10世紀にデンマークとノルウェーを統一したバイキングの王である「ハーラル青歯王」だそうです。日本では青歯などといわれていますが、個人的にはもう少し格好よく蒼牙、葵牙などと書きたいところですね。(笑)

見通し10mの距離で1台のマスターに7台のスレーブ機器が接続する事が出来ます。
スレーブ同士で接続することが出来るのか、2台のマスターで1台のスレーブを共有できるのかなどはちょっとわかりません。(汗)

【プロファイルが大事】

Bluetoothはなんでも接続できる、というイメージがあるかもしれませんが、実はそういうわけにはいきません。Bluetooth機器どうしが接続できるかどうかは、お互いが実装しているプロファイルにかかっています。

プロファイルとは、Bluetoothが提供する機能を定義づけた物です。
たとえばモデムで通信する場合とプリンタから印刷する場合には別々のプロトコル(通信の取り決め)が必要になります。 これらのプロトコルを製品群ごとにまとめたものがプロファイルです。

プロファイルには主に以下のようなものがあります。

Generic Access Profile 汎用アクセスプロファイル
Service Discovery Profile サービスディスカバリーアプリケーションプロファイル
Cordless Telephony Profile コードレス電話プロファイル
Intercom Profile インターコムプロファイル
Serial Port Profile シリアルポートプロファイル
Headset Profile ヘッドセットプロファイル
Dial-up Networking Profile ダイヤルアップ接続プロファイル
Fax Profile FAXプロファイル
LAN Access Profile LANアクセスプロファイル
Generic Object Exchange Profile 汎用オブジェクト交換プロファイル
Object Push Profile オブジェクトプッシュプロファイル
File Transfer Profile ファイル転送プロファイル
Sinchronization Profile 同期プロファイル

これ以外にも色々と追加されているようですね。

メーカーは任意のプロファイルを選択して自社のBluetooth製品に実装して提供することが出来ます。

つまり、逆にいえばBluetoothアダプタを搭載した機器どうしでも、プロファイル実装の仕方によってはお互いに通信できない場合があるわけです。

【Bluetooth機器を買ってみた】

今回、東芝のBluetoothのSDカードを入手したので早速利用してみました。
えりえりさんありがとうございます。(笑)

今回はBluetoothSDカード用ソフトウェアVer2.0をダウンロードして利用しました。
Ver2.0では

Serial Port Profile シリアルポートプロファイル
Dial-up Networking Profile ダイヤルアップ接続プロファイル
Object Push Profile オブジェクトプッシュプロファイル

といったプロファイルがサポートされています。

サイズ的には結構小さいです。

しかしながら、GENIOeにさすとこういう感じではみ出します。
なんだか折れてしまいそうで怖いですね。
せっかくのSDサイズなのですから、もう少し小さくならないかなと思います。とりあえずSDBluetoothカードの最新のドライバを東芝のホームページからダウンロードして、ActiveSyncで550Gに導入しておきます。

ところで私の母艦にはBluetoothは内蔵されていません。
このままではBluetoothカードはあるけど通信は出来ないという少し間抜けな状態になりそうだったので早速買いに行きました。

購入したのは、多分現状では一番小さいBluetoothアダプタ、 プラネックスのGW-BH02U、日本橋のニノミヤで5400円ぐらいでした。(ハギワラのBluetoothUSBアダプタは、私はActiveSyncさせることが出来なかったです)
USBポートに差し込むタイプのアダプタで、サイズ自体は確かに小さいのですが・・・・

このようにさすと本体と垂直に立って結構邪魔になります。(汗)
L字型のアダプタとか出ないでしょうか。

このBluetoothアダプタは小型で結構便利なのですが、USBポートにさしている間はPCがサスペンドできなくなってしまうのが困りものですね。あと、ドライバのインストール時に何度も何度も「署名されていないうんぬん〜」というメッセージが出てくるのもうざったいです。これはその度に「はい」を選ばないと、正常に動作しなくなるので注意が必要ですね。

とりあえずこれで母艦、PocketPCともドライバの導入は済んだので、これから双方の設定を行います。

【BluetoothActiveSync、母艦側の設定】

BluetoothのActiveSyncはBluetoothシリアルポートを利用して行います。

まず母艦の方のBluetoothアダプタ用の設定ツールを見ると、私の母艦ではBluetoothのアダプタはCOM6を使っていることがわかります。

そこで母艦側のActiveSyncの設定で「シリアルケーブルまたは赤外線接続をこのCOMポートに有効にする」にチェックを入れ、COMポートを6にあわせます。

以上で母艦側の設定は完了です。

【BluetoothActiveSync、PocketPC側の設定】

スタート→プログラムにて「Bluetooth設定」を選択し、Bluetoothの設定を行います。

最初に起動したタイミングで接続先が設定されてないというメッセージが表示されます。
OKをタップして接続先を設定します。

ツール→周辺デバイスの検索にて、母艦を検索します。
その際、母艦のBluetoothアダプタもちゃんと動作させておくことを忘れないようにしましょう。

母艦が発見できたらタップ&ホールドし、「サービス更新」を選択します。

「PINコード」の入力を求められるので、PINコードを入力します。
母艦と接続する際のPINコードは、任意に決めることが出来ます。

PocketPC側で入力後、母艦側でも入力を求められるのでPocketPCに入力したのと同じ物を入力します。

更新が完了すると母艦が提供しているBluetoothのサービスが表示されるので「SerialPort」をタップ&ホールドし「接続登録」を行います。
以上で下準備は終了です。OKをタップして設定画面を終了します。

「スタート」→「プログラム」にて今度は「Bluetooth接続」をタップします。
ActiveSyncを起動して接続するわけではないので気をつけましょう。

接続中の画面が表示され、ActiveSyncが開始されます。

以上でSDBluetoothカード経由でのActiveSyncの設定は完了です。

【セキュリティの設定】

セキュリティの設定をしておく事で無断で接続されたりすることを防ぐことが出来ます。
「オプション」→「セキュリティ設定」にてセキュリティ設定画面を表示させることが出来ます。

セキュリティ設定の切り替え画面が表示されます。
オフィス、モバイル、ホームなどを選択することで色々と設定することは出来ますが。
自分の好みに設定するには「詳細設定」を選択することをお勧めします。

ディスカバリーモード、コネクタビリティモード、セキュリティモードの3つを設定できます。

ディスカバリーモード
他のBluetoothデバイスから検索できるかどうかを設定します。

コネクタビリティモード
他のBluetoothデバイスからの接続を受け付ける稼動を設定します。

セキュリティモード
セキュリティなし、セキュリティありを設定することで、相手にPINコードを要求するかどうかの設定を行えます。

【結論】

Bluetoothはうまく使えば今後PocketPCの環境を非常に便利にすることが可能だと思います。
とくに外出先での母艦とのActiveSyncは、無線LANのように家と外で環境を切り替えたりする必要もなく、赤外線のようにポートを向かい合わせにする必要も無いので、非常に手軽です。

しかし今後さらに普及するためには、まだまだ多くの機器が開発される必要がありますし、ユーザー側で手軽に追加できるプロファイルが選択できるようになる必要があるように思います。

例えば東芝のSDBluetoothカードの場合は

Serial Port Profile シリアルポートプロファイル
Dial-up Networking Profile ダイヤルアップ接続プロファイル
Object Push Profile オブジェクトプッシュプロファイル

の3つのプロファイルがサポートされていますが、逆にいえばこれ以外のプロファイルを利用する機器は現在利用できないわけです。(これ以外のプロファイルを利用する機器があるかどうかは別とします)
とりあえず、一通りのプロファイルはすべて準備しておいて、どのプロファイルを利用するかをユーザー側で選択できるようにしておく事で、ユーザーは「このカードであの機器と通信できるのかな」という心配を軽減することが出来るようになると思います。

今回動作確認したファイル
●Ver2.0
動作確認した機種
●GENIOe550G

 

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