ハードウェア、本体設定紹介
■GENIOe550Gその3

GENIO e550Gを一日持ち歩いてみて、感想をまとめてみます。

【薄い】
まずはやはりその薄さに驚きました。
E-700、iPAQ、GENIO e、Jornada568と持ち歩いてきましたが、その中では間違いなく最小です。以前はキーボードつけっぱなしのjornada568を持ち歩いていたのですが、それに比べて手にもった感じが明らかに異なります。「あ、うすい」と感じますね。

【小さな本体、大きな液晶】
こうして並べてみると、本体が非常に小さいことがわかります。素の状態のiPAQより小さいです。そしてこうして並べてみると、逆に液晶が非常に大きいこともわかると思います。
このサイズでこの画面は本当に驚きです。
以前液晶が大きいと字が荒くなるとかむらが出るとかいう話を聞きましたが、そんな心配はまったくありません。

液晶が大きいと文字も読みやすいですし、タップもしやすいです。ほんの少しの違いで非常に印象が変わりますね。

【単体での拡張性が抜群】
これら3機種の中では唯一単体でCFTYPE2のカードが利用できます。また、SDスロットも内蔵しています。同様のスペックをE-2000やPocketGearも持っていますが、それら特徴をこのサイズで実現しているのが驚きに値します。このサイズでそれら二つを内蔵しているのは凄いですね。

しかしせっかくTYPE2がささるんだったら、いっそのことTDKのAirH"は解約してしまおうかなとも考えています。TDKのAirH"だとどうしてもせっかく小さいマシンが縦長になってしまいますから。

【方向キーについて】
方向キーは好みに応じて付け替えが出来るようになっています。
上の写真が初期の方向キーです。デザインはいいのですが、長時間使っていると指が痛くなります。もうひとつの方向キーは真中が少しくぼんだ形になっていて指にフィットします。
以前に比べてクリック感などはあるのですが、やはりまだ思わぬ方向にカーソルが移動してしまうこともあり、少し押しにくいですね。


個人的にはjornada568みたいに、決定ボタンと方向ボタンを分けたほうが良いのではないかと思ったりもします。

【それ以外のボタンについて】
前面のアプリケーションキーと左下の電源ボタンは窪んでいて間違って押さないようになっています。 しかし、必要があって押そうとした時にも少し押しにくいのには困ったものです。

【CFスロットについて】
CFスロットについてはふたがシャッター式になったということでおおむね好評のようですが。実は途中でカードが中に引っかかって刺さらなかったり抜けなかったりということが起こります。

私が試したところではGreenHouseのCFカードが刺さりにくく、抜けにくいです。

【SDスロットについて】
SDIO対応ですが、相変わらず私は対応機器を持っていないのでただのメモリカードスロットと化しています。今年こそ頑張ってSDIO対応機器をたくさん出してほしいです。

【バッテリ表示】
バッテリ表示が1%刻みになったので実際の残量を把握しやすくなりました。jornada568なんか25%刻みだったので、「アメリカ人てみんなこんな風に大雑把なのか」と思ったりしました。(笑)しかし1%刻みだと使い始めて1分ぐらいでもう99%とかになるので心に余裕がなくなりますね。

【USB】
クレードルにUSBポートが付き、USBホストとしての機能を持つようになりました。
ただしドライバが搭載されているのはFOMAとキーボードだけで、その他のUSB機器を取り付けるのには別途ドライバが必要になります。LogitecのUSBFDDやどこかの台湾メーカーのUSBマウスなどを取り付けてもうまく動きませんでした。

【バッテリについて】
バッテリは相変わらず内蔵式です。これで取替え可能であったら言う事ないのですが。それは贅沢ですね(^-^;
また400Mhzで動作させるとバッテリはそれほど持たないようです。しかし拡張バッテリやPCカード拡張ユニット、モバイルバッテリチャージャなど、バッテリの弱さを補うだけの周辺機器が多数出回っているのであまり心配する必要はないかもしれないです。

【増設メモリについて】
これまで「メモリカード」などと記述されていたメモリカード類ですが、SDカードがSD Card、CFカードがCF Cardと記述されます。これによって電源のON/OFFでCFとSDメモリの名称が入れ替わり、そのためショートカット等のパスが変わってアプリケーションが動作しなくなる、といった不具合が解消されます。

【どのような用途に利用すると良いのか】

画面が大きいので、閲覧系に力を発揮しそうです。またこのサイズなので、スーツの内ポケットにも問題なく入ります。すぐに取り出してメールや予定のチェックには使いやすいと思います。

逆に、文字入力に関しては、出来ないわけではありませんが決してjornada568やiPAQほど得意だというわけでもないようです。文字入力に関してはこういうキーボードが対応しているようですが、これだと机の上など利用できる場面が限られますので、普段はやはりソフトウェアキーボードに頼りっきりになると思います。別にHPのようにDecumaを用意したりPocketKeyboardを出したりと、独自性を出そうとしているわけではないようなので他のPocketPCと大差ありませんね。

ただ、バッテリ関連が非常に充実しているので、持ち運ぶには非常に良いと思われます。

つまり、持ち運んでメールを見たり、Webを見たり、PIMを見たり、音楽を聴いたり、少しメモ程度に文字を入力したり、という従来のPocketPCの用途に向いているということですね。文字入力をバリバリやりたい人にはあまりお勧めできません。

【ズバリ買いでしょうか?】

それは難しい問題です。用途が上記にあげたようなもので、金銭的にある程度余裕があって新しいもの好きな人が新たにPocketPCを購入するというのであればお勧めです。
ただ、画面いっぱいの動画をつるつる動かしたいとか、3Dゲームをスムーズにやりたいとかいうのであれば、今は正直買いではないです。
というのもXscale本来のパフォーマンスはXscale用に作成されたアプリでないと発揮されないらしく、6/6現在、動画再生用のアプリケーションではXscale用をうたったソフトはありません。つまり現在はあまりXscaleの機能を十分生かせるアプリケーションが無いので、GENIOe550Gには高パフォーマンスを望めないといえます。

つまりパワフルな動作を望んでGENIOe550Gを購入すると肩透かしを食う可能性があるという事です。

また、実は現状の動作で東芝がXscale向けにきちんとチューニングが出来ているのかどうかも気になるところです。現在は比較対象がないので調べようがありませんが、急ぎでなければ7月頃に発売されるらしいPocketLOOXあたりと実際にパフォーマンスを比べてみてから購入を検討しても良いのではないでしょうか。

また、PocketPCを所持している人は、アプリケーション側でXscale向けの対応が必要で、その対応がまだ出来ていない現在は、急いで買い換える必要もないと思われます。

【買って満足していますか?】

はい、かなり(笑)
大きな液晶、薄い筐体、上にあげたような多数の改善点でかなり満足です。まぁ、本体装着式のキーボードが無いとか、液晶保護用のカバーが無いとか不満点もありますが、不満と満足を比較するとかなりの割合で満足が勝っています。
思ったほどパフォーマンスが出ないとは書いていますが、ARM206Mhzに比べてパフォーマンス的に劣っているわけでもないですし、私自身それほどPDAにパワーは求めていませんので、CPUより細かな改善点に惹かれて買ったようなものですから。

というわけで、個人的評価としてはかなり良いマシンだという事になります。
まだまだ使い込んでいくと思わぬ不具合などが出てくるかもしれませんが、今のところ満足しています。

 

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