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今回新たに発売されるPocketPC2002端末について、私なりに検証してみたいと思います。
まず今回発売される事がちゃんとわかっている機種は以下の4つ。
・NEC: PocketGear
・HP:jornada568
・CASIO:E-200
・東芝:GENIOe550X
これらについて自分なりに検討した結果を書いてみたいと思います。
各機種共に共通の部分は以下の通り。
・フラッシュROM採用でアップグレード可能
・反射型TFT液晶採用で屋外での視認性が高い
・StrongARM 206Mhz採用で高速な処理速度
フラッシュROMの採用は、例えばOSのバグ対応のパッチ適用などには役に立つと思います。
しかしながら次期CPUの採用が目前に控えている(と考えられる)この時期では、アップグレードというのがはたしてさほど魅力的なのかどうなのか少々疑問ですね。まぁ、今後も採用し続ければ魅力となるのは間違いないのですが。
というより、本来は本体メモリ全てにフラッシュROMを採用したらいいのになぁと思いますね。
そうすれば電池が切れてもデータが飛ばないだろうに。
反射型TFT液晶は、ようやく全機種に浸透したか、という気持ちが強いです。
これまで2大勢力の一角を担っていた透過型HAST液晶は屋内では非常に美しいのですが、屋外では見るに耐えないように私は感じます。(STN液晶は・・・・あれで我慢できる、という人はいるでしょうけど、あれの愛好家はいないと思うのでもういいですよね(笑))
一昔前、Presario213vsE-500の時にはその出来の悪さに思わず反射型TFTではなく透過型HAST液晶を携帯することを選びましたが、最近の透過型液晶の出来の良さは、HAST液晶と並べておけば見劣りはするものの、室内、室外の視認性双方を含めて考えると、私は迷わず反射型液晶に軍配をあげます。
StrongARM 206Mhzの採用はすでに業界のスタンダードとなりつつあるので、さほど特筆するような事でも無いかもしれないですが、それでも処理速度は非常に高いですから、SH3とかを採用されることに比べれば喜ばしい事ですね。(まあ、PocketPCにSH3が採用されることは今後無いのでしょうけど)
というわけで、ここまでは全て横一線なのですが、これ以降スペックに差が出てきますね。
まず発売時期が圧倒的に遅いカシオは今回省きます。
次にGENIOe550Xは既にスペック的にちょっと過去のマシンになりつつあるように思います。
また、私はGENIOeを持っているのでそちらのアップグレード、というのも考えていますので、こちらも候補からハズしました。
というわけで、比較するのはNECとHPです。
NEC PocketGear
公式ページはここ
長所
・CF TYPE2&SDのデュアルスロット搭載で、単体でも非常に高い拡張性を実現。
・PCカードジャケット搭載でPCカードの利用も可能に、本体と併せてトリプルスロットの利用が可能になる。
・PCカードジャケットにはバッテリを搭載、装着することで駆動時間が2倍になる。
・液晶カバー搭載
・USBホスト機能搭載
・半回転と押し込みに対応したジョグダイヤルもどきを搭載
・携帯やPHSとケーブルのみで一発接続可能
・ストラップフォルダ搭載
・バンドルソフトが魅力的
短所
・バッテリが取り外し不可能
・本体メモリが32Mしかない
・イマイチ周辺機器に魅力的な物が少ない(PCカードジャケットやUSBインタフェースなどは良いのだけどHPに比べるとどうにも見劣りが・・・・)
コメント
HPCの老舗メーカーが自信を持って送り出すマシン。
高い拡張性と楽しそうな搭載ソフトが目を引く、名機を予感させる一台。
PPC作りの経験が無いために業界全体の流れが読めなかったのか、もしくは価格を抑えるための英断か、本体メモリが32Mに留まったことが吉と出るか凶と出るか興味深い。
しかしながら周辺機器の弱さにはPPC業界での経験の浅さが露呈しているように思える。
PPCに何をくっつけると面白いか、という所まで突っ込んで用意しているHPやカシオに比べ、何でもくっつく環境を用意するに留まっているあたり、もう少し工夫が欲しい。
HP jornada568
公式ページはここ
長所
・駆動時間が14時間とダントツトップ
・カメラ、キーボードなど周辺機器が非常に魅力的
・一部のデータをフラッシュROMに記憶可能
・バッテリが取り外し可能
・スクロールボタン搭載
・液晶ケース付き
・バンドルソフトが魅力的
・PCカード、SDカードを搭載したバッテリで拡張可能
・本体メモリが64M
短所
・拡張スロットが標準ではCFTYPE1のみ
・バッテリ専用の充電器がない
・スロット搭載のバッテリは正直疑問
・携帯電話を使う際には別途通信カードが必要。
コメント
NECと同じくHPCメーカーからPPCに手を伸ばし始めたメーカー。
NECよりも経験があるためか、カメラやキーボードなど周辺機器はPPCにくっつけたら面白そうなものが多い。
ただ、どこまでも日本市場を無視したようなCFTYPE1スロットの搭載はいただけないし、いくらバッテリのためとは言え、今時CFスロット1つだけの拡張というのは貧弱なような気がする。
スロット付きのバッテリを利用する場合、SDスロットは恐らくアプリケーションやデータをインストールすることになるだろうと思うのだが。
バッテリが切れて交換する時の事を考えると、SDスロット付きのバッテリを2つ買う必要があるんじゃないのか、という気になってくる。 また、バッテリ用の充電器がないのも、なんだか肝心な所が抜けているHPらしいといえばHPらしい。
総評
やはりPocketGearは本体メモリが32Mというのが痛いですね。
でもこれは年末に発売される書き込み速度等が高速化しているSDメモリを利用してうまく本体外にアプリケーションを逃がしてやることで何とかなるかも知れないです。
またPDA工房さんあたりがまたメモリのアップグレードなんかをやってくれないかなと密かに期待していたりして。(笑)
とにかくあの節操無い拡張性が非常に面白そう。
Jornadaはどう考えても拡張スロットがCFTYPE1の1個だけという貧弱さが私には我慢出来ません。
AirH"を挿したらそれで終わりですし、SDスロットは別売のバッテリを買わないと使えないし、SDスロットにアプリや逃がしたりしはじめたら、交換用のバッテリもSD搭載モデルを購入しないといけないし。
しかしながらカメラやキーボードなど非常に面白い周辺機器があるので私を悩ませますね。
逆に言えばGPSやAirH"挿しっぱなしなどをやらない人や、さほど大量にデータを持ち歩かない人などにはCFTYPE1+本体メモリ64Mでも十分かも知れないですね。
というわけで、私なりの結論を出してみると。
AirH"を挿しっぱなしにしたり、大容量のデータをとりあえず持ち歩いたりするであろうするであろう私は、とりあえずPocketGearを買っておいて、周辺機器はサードパーティあたりの製品が充実するのを期待しようと思います。
次回はアップグレードについて書こうかなと思います。
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