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前回はKeyHelperの既存の設定ファイルを用いて、とりあえず使える状態まで持っていくところまで説明しました。
今回はいよいよ様々な設定方法について、前回ダウンロードしたkeyhelper.xmlを元に説明したいと思います。
設定するファイルはデフォルトで作成される
keyhelper.conf
と、ダウンロードして導入した
keyhelper.xml
になります。
【keyhelper.confその1】
まずkeyhelper.confについてです。
このファイルには以下の2つの項目があります。
[Global]
[Launch]
Readmeファイルを読んでみると、どうやら特別なことをしないのであれば[Global] の方は何も設定する必要は無いようです。空白でも動いているので、記述しなくても良いでしょう。
[Launch] については後ほど説明します。
【keyhelper.xml】
内容
<?xml version="1.0" ?>
<keyhelper>
<modifiers>
<define key="F26" type="Control">
<release key="F31" />
</define>
<define key="F12" type="User1" />
</define>
<define key="Shift" type="Shift" toggle="True" />
</modifiers>
<mappings>
<define code="2015">
<map key="Less" />
<map_modifier Shift="On" />
<map_unicode shift_unicode="{"/>
</define>
<define code="2016">
<map key="Greater" />
<map_modifier Shift="On" />
<map_unicode shift_unicode="}"/>
</define>
</mappings>
<repeater>
<repeat delay="300" period="30" />
</repeater>
<extensions>
<define key="F12" kind="switch">
<modifier Shift="On" />
</define>
<define key="All" kind="launch">
<modifier User1="On" />
</define>
</extensions>
</keyhelper>
readmeに記述されている説明からするとkeyhelper.xmlは・・・
<?xml version="1.0"?>
<keyhelper>
<modifiers>
<!-- 修飾キー設定 -->
</modifiers>
<mappings>
<!-- キーマッピング設定 -->
</mappings>
<repeater>
<!-- キーリピート設定 -->
</repeater>
<extensions>
<!-- 拡張動作設定 -->
</extensions>
</keyhelper>
どうやら修飾キー設定、キーマッピング設定、キーリピート設定、拡張動作設定の4つから出来ているようです。
つまりユーザーが設定するために編集するのは
<modifiers>から</modifiers>までの間
<mappings>から</mappings>までの間
<repeater>から</repeater>までの間
<extensions>から</extensions>までの間になります。
それぞれについて説明していきます。
■修飾キー設定について
<modifiers>
<define key="F26" type="Control">
<release key="F31" />
</define>
<define key="F12" type="User1" />
</define>
<define key="Shift" type="Shift" toggle="True" />
</modifiers>
修飾キー設定とは、つまりCtrlやShift、Altなどのキーを設定する、及びそれらのキーの動作を設定する部分です。
設定は<modifiers>から</modifiers>までの間に記述します。
<define key="F26" type="Control">
<release key="F31" />
</define>
上記記述はキー名F26の「カナひら」をControlキーに割り当てています。修飾キー設定では設定は
<define key="修飾キーを設定したいキーのキー名" type="修飾キー名(Control
or Shift or Alt or その他)"
</define>
という風に記述します。またtype="????"の後には必要に応じて、そのキーをトグル動作させたければtoggle="True"を、キーマッピングしたければ
mapping="True"をつける事が出来ます。
例えば
<define key="F26" type="Control"
mapping="True" >
とすれば、「カナひら」キーをCtrlキー単独として置き換えることが出来ます。(mappingを指定しなければCtrlと「カナひら」キーの両方として機能します)
また、<release key="F31" /> というのは、「カナひら」キーがF26以外にF31というキーコードを持っているために指定しています。1種類以上のキーコードを持つキーはこれを指定しないとちゃんと動かないらしいので、キーコードについてはここを参考にしてみてください。
また
<define key="F12" type="User1"
/>
</define>
という風にtype=""にはControl、Shift、Alt以外のキーも指定できます。この場合はユーザー指定の機能キー、ということになります。
<define key="Shift" type="Shift"
toggle="True" />
とすると、Shiftキーがトグル動作(Shift押下後aaaと入力するとAaaと出力されるような動作)します。
■キーマッピング設定について
<mappings>
<define code="2015">
<map key="Less" />
<map_modifier Shift="On" />
<map_unicode shift_unicode="{" />
</define>
<define code="2016">
<map key="Greater" />
<map_modifier Shift="On" />
<map_unicode shift_unicode="}" />
</define>
</mappings>
キーマッピングの設定内容は<mapping></mapping>の間に
<define code="キーコード">
</define>
として、まずマッピングを行うキーをキーコードで指定します。もちろん
<define key="キー名">
</define>
としてキー名で指定してもかまいません。
<define code="2015">
</define>
上記では2015、つまりFn+Oキーにマッピングを行います、と宣言しています。
そうやって設定したいキーを明示してからその<defineから</define>の間に設定内容を記述していきます。
<map key="Less" />
で、マッピングするキー名を記述します。
この場合Lessというキー名です。キーコード表を見ると<もしくは{のどちらかですね。
続いて
<map_modifier Shift="On"
/>
となってますね。これはつまりマッピングする文字「Less」のキー+Shiftで出力するということだと思います。つまりShift+(Fn+/)で{という事です。
<map_unicode shift_unicode="{"
/>
これが実はよくわかって無かったりします。(汗)マッピング先のキーのユニコードを記述するらしいのですが・・・実は今回の場合<map_unicode>は無くても動きます。で、特殊なことをしない限り無くても動く場合が多いので省略してしまってもいいのかもしれないです。
キーマッピングは可能なキーと不可能なキーがあるようです。
例えばアルファベットが割り当てられているキーは「通常、+シフトキー」の2つのキーマッピングを行うことが出来ないようです。また+Fnでの動作が割り当てられている一部のキーについては、+ctrlのキーマッピングも行うことが出来ないようです。それらが割り当てられていないキーにマッピングするようにしましょう。
■キーリピート設定
<repeater>
<repeat delay="300" period="30" />
</repeater>
キーリピート設定は、<repeater></repeater>の間に記述します。
キーのリピートが開始するまでの時間と、リピート間隔を設定します。
値はミリ秒単位です。
上記の場合は500msecでリピート開始、間隔は30msecになります。
これでは少し速いので私はもう少し値を大きくして、遅くしています。
■拡張動作設定
<extensions>
<define key="F12" kind="switch">
<modifier Shift="On" />
</define>
<define key="All" kind="launch">
<modifier User1="On" />
</define>
</extensions>
拡張動作設定は<extensions></extensions>の間に記述します。
記述する内容はタスクスイッチキーの設定とランチャキーの設定です。
・タスクスイッチキー
<define key="F12" kind="switch">
<modifier Shift="On" />
</define>
タスクを順に切り替えていく、タスクスイッチ用のキーを設定します。
<define key="切り替えに使用するキーのキー名" kind="switch">
</define>
でキーを明示します。
<define key="F12" kind="switch">
</define>
でF12キー、つまりHomeキーでタスクの切り替えを行います。
<defineから</define>の間に修飾キーを指定することで、+Shiftや+Ctrlで切り替えを行うことが出来ます。
<modifier Shift="On" />
で、Shift+Homeキーでタスクの切り替えを行います。
・ランチャーキー
<define key="All" kind="launch">
<modifier User1="On" />
</define>
ランチャとして利用するキーを指定します。
<define key="ランチャとして使用するキー" kind="launch">
</define>
で、ランチャとして使用するキーを明示します。ランチャにはキーボードのキーを利用するのでkey="All"と指定しておけばすべてのキーをランチャとして利用できます。
<define key="All" kind="launch">
</define>
また<defineから</define>の間に修飾キーを指定することで、ランチャとして利用するときに同時押しするキーを指定できます。こうしておくことで、ランチャとして動作するのは同時押しのキーを一緒に押したときだけになります。
<modifier User1="On" />
となっています。
User1とは修飾キー設定で指定したF12。つまりHomeキーになります。
これでHomeキーと他のキーの組み合わせでアプリケーションの起動を行うことができるようになりました。
■実際にランチャの設定を行う
さて、起動できるようになった、といってもまだできるようになっただけです。
実際にどのキーをどのアプリケーションに割り当てるのか設定する必要があります。
その設定はkeyhelper.confの[launch]の項目で行います。
[launch]以下に割り当てるキーボードと、アプリケーションを記述します。
アプリケーションは/home/QtPalmtop/apps以下にある.desktopファイル名を指定します。
わかりやすく言うとHomeメニューに登録しているアプリケーションをランチャで起動するということです。
アプリケーションを指定するのには登録しているタブ名と、タブに登録する際に利用しているアプリケーション名を記述する必要があります。
例えばアプリケーションタブに登録しているNetfront3は
Applications/netfront3
となります。
これをNキーに割り付ける場合は
N = Applications/netfront3
と記述します。
独自で作成した1つ目のタブに登録しているq2chをqに割りつける場合は
Q = UserTab1/q2ch
と記述します。
設定タブに登録しているアプリケーションの追加と削除をiに割り付ける場合は
I = Settings/qinstall
と記述します。JeodeタブはそのままJeode/でゲームタブはGames/と記述します。
タブに登録されているアプリケーション名の確認は
ホーム→設定→ホーム画面設定で、登録しているアプリケーションのプロパティ(アイコンを選択してから下の鉛筆マークをクリック)の「ソフトウェア」欄を見ればわかりやすいです。
すみません、嘘ついていました。ホーム画面設定では正確なアプリケーション名が表示されません。やはりファイラかターミナルで/home/QtPalmtop/apps/以下を覗く必要があるようですね。
というわけで、良く使うであろうアプリの一覧を作成してみました。
今説明したkeyhelper.confの内容をまとめてみると
[Global]
[Launch]
N = Applications/netfront3
Q = UserTab1/q2ch
I = Settings/qinstall
となります。使えないカスタマイズですね(^-^;
皆さんはもう少しまともなカスタマイズを試みてください。(笑)
追記
こちらでも言っているように、Homeメニューの内容は実は/home/QtPalmtop/apps/の中のファイル構造になっています。
で、ランチャの設定画面でわざわざApplicationsやSettingsという具合にフォルダを設定しているのですが・・・
つまりフォルダ指定しなければ/home/QtPalmtop/apps/以下のファイルも指定できるわけです。
例えば
R = __7x009rotate
とすることで、ランチャから画面の縦横の切り替えが行えます。
それでは、とりあえず設定時に利用すると便利であろうアプリケーションの一覧を掲載しておきます。
縦横表示切替:__7x009rotate
拡大:__7x010zoomin
縮小:__7x011zoomout
再起動:__8reboot
電源OFF:__9quit
アドレス帳:Applications/addressbook
NetFront:Applications/netfront3
HancomSheet:Applications/hancomsheet
HancomWord:Applications/hancomword
メモ帳:Applications/textedit
イメージノート:Applications/zimager
世界時計:Applications/citytime
時計:Applications/clock
電卓:Applications/calculator
画面デザイン設定:Settings/Appearance
タッチパネル設定:Settings/Calibrate
ライト/省電力設定:Settings/Light
シークレット設定:Settings/Security
キー設定:Settings/appskey
バックアップリストア:Settings/backup
サウンド設定:Settings/ssoundconf
日付/時刻設定:Settings/datetime
赤外線受信:Settings/irrecv
ネットワーク設定:Settings/netsetup
アプリケーションの追加と削除:Settings/qinstall
PCリンク:Settings/qtsamba
システム情報:Settings/sysinfo
ホーム画面設定:Settings/tabconf
ユーザー辞書:Settings/userdic
データ移行(MI)Settings/zaureceive
データ移行(SL):Settings/zmigration
感想
かなりの数のユーザーが登場を待ち望んでいたと思われるアプリケーションです。
非常に便利ですが、カスタマイズ方法に少し癖があります。
しかし、一度こつを覚えてしまえば、後は試行錯誤しながらカスタマイズできるので、是非とも設定ファイルの記述方法を覚えて、カスタマイズに挑戦してみてください。
こちらとかを参考にすればもっとためになることが書いていますきっと。(汗)
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