LinuxZaurus
■QPOBoxで快適文字入力

古くから様々なPDAで利用されているInputMethodのPOBoxがSL-C7X0系に移植されましたので、試してみました。

まず、POBoxとは何なのか説明します。
POBoxとはPredictiveOperationBasedOneXampleの略で、簡単に説明すると、少ない回数のキー入力で効率良く変換するため、予測と曖昧検索に基づく入力方法です。

キー入力毎に辞書内をインクリメンタルサーチして、マッチした候補単語から必要な単語を選択していくことで、文字の変換を行います。 具体的にはキー入力する度に候補となる単語が表示されていき、それをスペースキーで選択して変換します。で、その語が頻繁に使われるようであれば表示される候補の上位にくるようになります。使い込んでいくと、数ストロークでかなりの文章がうてるようになります。

インストール

QPOBoxはPOBoxサーバとそれにつなげて文字を変換するplugin型式のクライアントで動いているようです。そのためインストールはpoboxserverとQPOBoxの二つをインストールする必要があります。
インストール自体はipkファイルなので簡単です。

インストールが済んだら一旦再起動します。

使い方

まずQPOBoxを起動させます。起動方法は通常のIMEを終了させ、後はペンでソフトウェアキーボードを選択する要領で起動出来ます。終了は再度タップするか、全/半キーで終了します。

起動したらキーボードで読みを入力していきます。
すると画面下部に読みが||で挟まれた状態でローマ字表示され、その下に候補が表示されます。

候補の中に合致するものがあった場合、スペースキーを押して候補を選択し、実行キーで決定します。あとはこれの繰り返しです。スペースキーの他にも→←キーでも選択カーソルを左右に移動出来ます。↑↓キーでページ毎の切り替えも可能です。

何度か変換を繰り返していると、候補をEnterキーで選んだ後に文字が表示されているのに気付くと思います。これはそれまでその入力の後に入力し、選択していた候補です。頻繁に使う候補はこのようにどんどん選択されやすいように前面に出て来ます。この部分が頻度にさほど関係無く前に変換した候補を一番に持って来るSHARPのおかしな変換エンジンとの違いです。

長文変換

QPOBoxはどちらかというと単語をひとつずつ少ないキーストロークで変換するIMEです。文節を自働で判断する機能は付いていないので、長文を入力して一気に変換するという使い方には向いていません。しかし、一気に入力した文章を主導で文節を区切つつ変換していく事はできます。
その方法はまず、一気に長文を入力してしまい、その後変換せずに←の方向キーを押します。すると読みを挟んでいた||の右側の|が左に移動し、ひとつの単語として扱われていた長文が文節として区切られているのがわかると思います。

←キーを押す

あとは先頭から順に文節を区切っては変換、区切っては変換を繰り返します。

単語登録

少しQPOBoxを使っていると、候補に無い単語が結構ある事に気付くと思います。そういう場合はSL-C7X0の辞書を使って単語を変換し、その単語を登録して辞書を鍛えましょう。
まずQPOBoxから通常のIMEに変換エンジンを切り替える必要があります。Fn+全/半キーでQPOBoxを起動したまま通常のIMEが起動します。

そのまま文字を入力すれば、SL-C7X0標準のIMEで文字が変換されます。

その変換結果をSHIFT+←で選択し、Fn+Cでクリップボードにコピー、再度Fn+全/半キーで標準IMEをオフにした後Fn+Oを押す事で登録します。

なお、間違って単語を登録した場合は間違って登録した単語の読みを入力し、その単語を候補として選択した状態でFn+Qを押すと削除出来ます。

ローマ字出力

SHIFT+Enterで読み部分のローマ字をそのまま出力する事も出来ます。

この状態でShift+Enterを押す

完全マッチモードを利用する

例えば字数が少ない単語を入力した場合、なかなか目当ての単語が出てこない場合があります。
下の場合は単純にひらがなの「あ」と入力したいのですが「あ」と入力するとあから始まる頻繁に使用している単語が表示されます。

そういう場合はその状態でEnterキーを押し、完全マッチモードにします。
すると、読みが「あ」の単語だけが表示され、簡単に選択することが出来ます。

KeyHelperと組み合わせ

KeyHelperと組み合わせる事で、全/半キーでQPOBoxのON/OFFが行えます。
keyhelper.conf の[Launch]セクションに、

F21 = @qcop[TAB]QPE/QPOBox show()

を追加([TAB]はタブキー)。
次にkeyhelper.xml の <extensions> のならびに

<define key="F21" kind="launch">
</define>

を追加。 これで標準IMEを使う時はFn+全/半で切り替え、普段はQPOBoxを使う事が可能です。 詳しくはこちら参照。

感想

使い込めばかなり優秀な自分だけの文字入力システムになってくれるQPOBoxで貴方も快適文字入力ライフをいかがでしょうか。

 

戻る