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基礎中の基礎、CE機の種類について
一言でWindowsCE端末といっても、様々な種類があります。
Docomoのシグマリオン、カシオのE-700、HITACHIのPERSONAなどなど。
呼び名もHPCだとかHPC/ProだとかPocketPCだとかでややこしいですね。
今回はその呼び名と、WindowsCEのバージョンなどについて以下の順番で説明したいと思います。
1.OSについて
2.本体の形状について
3.CPUについて
まずはOSと本体の形態についてから説明します。
1.OSについて
まず挙げられるのが対象となるOSです。
え!WindowsCE向けでいいんじゃないの??と思うかも知れないですが。
実は2000年12月現在日本で出回っているWindowsCEには現在以下の4つのバージョンがあります。
CE1.0
CE2.0
CE2.11
CE3.0
*CE1.0、CE2.0については正式にはCE1.01、CE2.01なのですが、世間に広く知られている呼称としてCE1.0、CE2.0と記述しています。
2.本体の形態について
次に、本体の形状については主に以下の2種類があります。
キーボード有り(ハンドヘルド型)
キーボード無し (PalmSize型)
これらのハードとOSの組み合わせで、WindowsCECE端末は様々な呼び名で呼ばれる事になるわけです。
今日本で出回っている代表的なものを列記すると。
CE1.0+キーボード有り=HPC(ハンドヘルドPC)CE1.0
CE2.0+キーボード有り=HPC2.0(ハンドヘルドPC)
CE2.11+キーボード有り=HPC/Pro(ハンドヘルドPC/Pro)
CE3.0+キーボード有り=HPC2000(ハンドヘルドPC2000)
CE2.11+キーボード無し=PsPC(パームサイズPC)
CE3.0以降+キーボード無し=PocketPC(ポケットPC) またはPocketPC2002
(ここで注意が必要なのはHPC/Proです。 HPC/ProはよくHPC3.0、HPC/Pro3.0などと呼ばれる事もあり、
その為「WindowsCE3.0搭載機種」 と勘違いされる事があります。 しかしながらこれは間違いでHPC3.0とは「HPCの第3段」という意味で、搭載しているOSはWindowsCE2.11です。
)
となります。
ここで、例えばHPC/ProとPsPCは同じCE2.11を利用しているので、(キーボードの有無は別として)ほぼ同じ機能を持っているのだろうか、という疑問を持つ人がいるかもしれません。
しかしその答えはNoだといえます。
CEのVerが同じだからといって同じものだとは言えない
確かにHPCやPsPC、PocketPCはWindowsCEという組み込み端末用のOSがベースになっています。しかしWindowsCEというOSは実に多機能で、ひとつの携帯端末にその全ての機能を組み込むことは大きな無駄を生みます。(例えばキーボードから文字を入力するHPCにはキーボードを操作するプログラムは必須ですが、普段キーボードを必要としないPocketPCにはキーボードを操作するプログラムをつけることは無駄になります)
そこで各端末にあった機能をWindowsCEから抽出し、カスタマイズ、パッケージしたものがHPC/ProだとかPocketPCといった名称で呼ばれているものです。
つまり、同じVerのCEを使っていても、それはベースにしているOSが同じというだけで、別物であると考えられます。
例えばCE2.11搭載のPalmSize型(通称PsPC)にはポケットエクセル/ポケットワード/ポケットIEなどは搭載されていませんし、同じCE3.0を搭載したPocketPCとHPC2000でも画面のインターフェースは全く異なり、PocketPCで動作するソフトのほとんどが、そのままではHPC2000では動作しません。
各パッケージについての簡単な説明
HPC
WindowsCE1.0をベースに開発された小型キーボード付きの携帯端末用パッケージ。
モノクロ画面の上動作が非常に緩慢で、デスクトップを表示させようとするとアイコンの描画で非常に待たされたり、普通に使っていていきなりフリーズし、リセットすると内容が全て消えてしまったりと、あまりに未完成だったためあまり見向きされませんでした。
HPC2.0
WindowsCE2.0をベースに開発された小型キーボード付きの携帯端末用パッケージ。
256色のカラー表示に対応し、
また、PocketPCとPocketPC2002の違いも少し説明しておきます。PocketPC2002とは、2002年にMicrosoftがリリースしたPocketPCの新OSです。
ネットワーククライアント機能が追加され機能的にはアップしているようですが、全体的に少し重くなっているようです。
また同じバージョンのCEでも、ハンドヘルド型とPalmSize型では異なったチューニングが行われており、出来ることに違いがあります。
さて、これで本体の形態とOS、それと通称の関係がわかったと思います。
OSのバージョンの違い、また同じバージョンのOSだとしてもハードの違い(キーボードの有無/画面の大きさ)によって、ソフトの対応/未対応が決まってくるのです。
3.CPUについて
さて、これでソフトの対象となるOSについては理解できたと思います。
しかし、これだけではありません。
実はCPUによってもアプリケーションの対応、未対応があるのです。
現在のCPU事情
現在主に市場に出回っているCEの端末で利用されているCPUは、以下の5つになります。
MIPS
SH3
SH4
StrongArm
Xscale
(実際にWindowsCEがサポートしているCPUはまだまだ多く、例えばi386やCrusoeなども含まれていますが、2002年10月の時点ではほとんど市場には出回っていないため、今回は割愛します)
現在配布されているアプリケーションはこれらのCPU向けに各作成されています。
また、各CPUは互換性が無く、MIPSを搭載したCE機上ではSH3用のアプリケーションは動きません。
ただし、Xscaleに関してはStrongARMに対して上位互換を持っているため、StrongARM用のアプリケーションがほとんどそのまま動作します。(ただしXscale用に作成されたファイルに比べてパフォーマンスは出ないようです)
さて、色々と書きましたが、結局
・本体のタイプ& CEのバージョン=通称何と呼ばれているか
・CPUの種類
さえわかっていれば、対応するソフトは簡単に 判別できます。
それでは、最近巷で少し有名な機種がどのタイプに当てはまるのかを記しておきます。
シグマリオン
HPC/Pro/MIPS
シグマリオン2
HPC2000/MIPS
Jornada720、710、728
HPC2000/StrongArm
カシオペアE-700、GFORT、E-750
PocketPC/MIPS
iPAQ36XX、GENIOe550
PocketPC/StrongArm
Jornmada548、525
PocketPC/SH3
PersonaHPW60PA
HPC/SH3
PersonaHPW600JC
HPC/Pro/SH4
iPAQ38XX、GENIOe550X、jornada568、PocketGear、musea
PocketPC2002/StrongARM
iPAQ39XX、GENIOe550G、PocketLOOX
PocketPC2002/Xscale
ここに掲載していない機種でも、メーカーのHPを調べてみれば大抵は載っています。
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