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インターネットを閲覧しているとPocketPCにどんどんキャッシュがため込まれていきます。
キャッシュというのはつまり以前にPocketInternetExplolerで表示した際の情報で、これがファイルとしてPocketPC内に残されています。次回にページを表示する際にはそのキャッシュを利用すれば早くページが表示できますし、キャッシュが残っていればオフラインでサイトを閲覧することも可能になります。
ただ、キャッシュはPocketPCの本体RAMにどんどん蓄えられるので、削除しないでいるとそのうち本体メモリを圧迫してしまいます。オフラインでブラウズもしたいけど本体メモリが圧迫されるのはいや、そういったジレンマに悩まされている人もいるかと思います。
そこで何とかキャッシュファイルを増設した外部メモリに追い出せないだろうか、と考えてレジストリを操作してみました。
【用意する物】
用意するのはレジストリエディタです。それと拡張メモリにファイルを追い出すわけですからCF、SDなどの拡張メモリはPocketPCにささっている必要があります。
拡張メモリはPocketPCの機種ごとに名前が異なります。GENIOeの場合は「メモリカード」(半角)と認識されますが、他の機種では異なる名称で認識される場合があるかもしれません。とりあえず呼び名は「メモリカード」に統一しますので各機種ごとに適当に読み替えて下さい。
手順1:追い出す先を作成
まず、キャッシュファイルを入れるフォルダをメモリカード上に作成します。
私はレジストリの編集を簡単にするためにメモリカード上に「Windows」というフォルダを作成し、その中に「Temporary
Internet Files」というフォルダを作成しました。

手順2:レジストリの操作
次にレジストリ上でキャッシュファイルを書き出す場所を指定してる箇所を書き換えます。
書き換える場所は
その1
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\InternetSettings\Cache\Content
にある「CachePath」の値
その2
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\InternetSettings\Cache\Paths
にある「Directory」の値
その3
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\InternetSettings\Cache\Paths\Path1
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\InternetSettings\Cache\Paths\Path2
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\InternetSettings\Cache\Paths\Path3
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\InternetSettings\Cache\Paths\Path4
にある「CachePath」の値です。
デフォルトでは「\Windows\Temporary Internet Files」となっています。
私はここを書き換えるのが面倒だったので、手順1でメモリカード上に同じ構成のフォルダを作成しました。
そうすればそれぞれの変更箇所の内容の先頭に半角で「\メモリカード」 と付け足すだけでOKだからです。
というわけで手順1の通りにフォルダを作成した人は変更箇所の先頭に「\メモリカード」を付け加え「\メモリカード\Windows〜」と変更します。
具体的には以下のような変更になります。
その1
\Windows\Temporary Internet Files
↓
\メモリカード\Windows\Temporary Internet Files
その2
\Windows\Temporary Internet Files
↓
\メモリカード\Windows\Temporary Internet Files
その3
\Windows\Temporary Internet Files\Cache1
↓
\メモリカード\Windows\Temporary Internet Files\Cache1
\Windows\Temporary Internet Files\Cache2
↓
\メモリカード\Windows\Temporary Internet Files\Cache2
\Windows\Temporary Internet Files\Cache3
↓
\メモリカード\Windows\Temporary Internet Files\Cache3
\Windows\Temporary Internet Files\Cache4
↓
\メモリカード\Windows\Temporary Internet Files\Cache4
手順1と異なるようにフォルダを作成した人はその作成したフォルダのパスを「CachePath」「Directory」などに書き変えてやります。
その際「その3」のようにフォルダのパスの下に「Cache1」〜「Cache4」と付けるのを忘れないで下さい。

これでPocketInternetExplolerを起動すれば、キャッシュファイルが手順1で作成したメモリカード上のフォルダに作成されるはずです。

また、メモリカードを抜いた状態、認識されていない状態などでPocketInternetExplolerを起動するとせっかく変更したレジストリ上のパスが全てデフォルトの物に書き換えられてしまうので注意しましょう。
この変更は常に拡張メモリをさしっぱなしに出来る機種、つまりデュアルスロット以上を利用できる機種で使うのが有効ですね。
PPC2003SEのキャッシュも追い出せ
PPC2003SEのキャッシュの位置は”Windows\Profiles\guest\Temporary Internet
Files” になり、これまでとは少々異なります。

とりあえず、追い出したい先にフォルダを作成します。(別にフォルダ名は”Temporary Internet Files”でなくても良いと思いますが、見分けやすいのでこういう名前にしておきます)

レジストリエディタで”HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Exploler\ShellFolder”にあるCacheのパスを書き換えればOKです。

PPC2003SEのキャッシュはSD上に移した後SDカードを抜いてもパスの書き換えが起こりません。
ただ、メモリカードを抜いた状態、認識されていない状態などでPocketInternetExplolerを起動すると、キャッシュを使わない設定になります。
キャッシュを使う設定は
”HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\InternetSettings\5.0\Cache\Content”
にあるPerUserItemを0(使わない)から1(使う)にします。

ただし、この操作はレジストリを操作しますので危険です。
また、私の環境では今のところ問題なく使えている、というだけでどのような障害が起こるかはわかりません。
障害報告はありがたく受け付けますが、対応策などはわかりませんのでくれぐれも自己責任で行って下さい。
ここまで読んで、内容が理解できない人はこの改造はやらない方が無難です。
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