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PocketPC用にはいくつかの有名な高機能メーラーがあります。QMAIL、QMAIL2、PWZMAILLERなどなど。これらは機能的にも非常に優秀で、メールを管理するのにはうってつけと言えます。
しかし、PocketPCでメールを管理するタイプのメーラーは、メールをためこむためにメールボックスのサイズが大きくなりがちで、こまめに不要なメールを消したり、メールボックスを分割したりとメンテナンスが必要になってきます。また高機能な分メーラー自体のファイルサイズが結構大きめな傾向があります。
【PWZMAIL】

【QMAIL2】

例えばQMAIL2の場合ですが、EXEファイルだけで約1.2M、動作に必要なDLLなどをあわせて約2.5M近いファイルサイズになります。PWZの場合、これはPWZEditorについてくるおまけ的な存在で、単体では導入できず、Editorも全てひっくるめて約2M近くのファイルサイズになります。まぁ、どうせEditorのはPWZを入れるし、という人の場合は実質0Mになるのですが、Editorは別の愛用のものがあるという人の場合、メールを使うためにEditorまで導入する必要があるのは、なんだか少し複雑な気分になるかもしれません。このあたりで評価が別れそうな気がします。
さて、出先でメールしている人の中には、QMAIL2やPWZのように高機能なものではなくて、もっと手軽なもの、例えば出先で自分宛に来たメールが見れればそれでよく、モバイル機器でメールを貯め込んだり管理したくない、という人もいるようです。
そういう人にもってこいなのがこのnPOPQです。
nPOPQは、nPOPというメールソフトをQtaさんが別途機能付加してくれたメールソフトです。nPOPQの方が、私の用途としてあっていたのでこちらを使っています。
【nPOPQ】

nPOPQはサーバ上のメールボックスと、PocketPC上にあるnPOPQ用のメールボックスを同期してくれるメーラーです。
通常のメーラーと異なる点は、メールをダウンロードして貯め込むのではなく、同期したタイミングでサーバのメールボックスの状態をPocketPC上に再現してくれるという点です。
つまりnPOPQでメールを受信した後、サーバのメールを何らかの方法で削除すると、次に同期したタイミングでサーバ上に無いメールはnPOPQ上のメールボックスからも消えてしまいます。
これはメールの管理は母艦などのほかのメーラーで行い、PocketPCではあくまで外出中に自分宛に来たメールをチェックする、といった使い方をするのに非常に向いているといえます。
筆者自身、外出中のメール閲覧と返事のためにjornada568でnPOPQを活用していますが、非常に快適です。
まずメールを受信した後、返信等が済んで不要になっても、いちいち削除する必要がありません。家に帰って母艦でメールを受信し、サーバから削除した時点で、次に同期したタイミングでnPOPQからも自動でメールが削除されます。jornada568などはSDスロットがあまり実用に耐えるものではないので、どうしても本体メモリのみで活用する事になるのですが、そういう場合にいちいちメールを消さなくて良いのはとても便利です。もちろんjornada568以外のユーザーでも、外出先では手軽に返事だけ行えればそれでいい、というユーザーにはうってつけです。nPOPQの場合は、それ以外に保存箱という領域を持っていて、とりあえず保存しておきたいメールなどをこちらにコピーしておくことが出来ます。

保存箱、私は感想などを全部保存しています。 |
また、その送受信の動作の軽さ、選択性の自由さもnPOPQの特徴です。メールを全文受信するのではなく、ヘッダ情報と、設定した行数の本文を受信し、一覧表示。その中から必要そうなものを選んで本文を受信するようになっています。そのため、nPOPQではとりあえず目を通しておきたいメールだけを選んで受信する事が出来、必要な情報だけを選んで閲覧できます。
使い方ですが、nPOPQの操作は主に受信とマーク、マークの実行の3つで行います。
まず受信です、標準ではヘッダ情報と本文100行だけをダウンロードしてきます。この受信では添付ファイルのダウンロードは行われません。本文100行というのはユーザーが自由にカスタマイズできますが、私は何度もつなぎに行くのが面倒なのでとりあえず100行にしています。
喧嘩まがいの激しい議論や、別れ話などの込み入った話でなければ、通常のプライベートな用途では100行以上のメールってあまりこないと思いますし。
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受信の設定で受信するメールの行数を設定できる。
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次に受信したメールを読んでみて、必要なメールのうち100行以上あって切り捨てられているものや、添付ファイルが必要なものをタップアンドホールドし、「マーク」→「受信用にマーク」を選択し、マークを付けます。
ついでに不要なファイルを消しておきましょう。スパムなどの不要なメールをタップアンドホールドして「マーク」→「削除用にマーク」を選択します。

削除とダウンロード用にマークをつけたところ。 |
不要なメールを消したり、必要なメールをダウンロードしたりする場合は、その後「メール」→「送受信」→「マークしたものを実行」か「メールをタップアンドホールド」→「送受信」→「マークしたものを実行」を選択します。削除マークを付けている場合は確認画面がでますので「はい」を選択しましょう。
現在表示されている受信簿内でマークがついている物(ダウンロードや削除)が実行されます。

次にメールに返信します。
返事を書きたいメールをタップアンドホールドし、「返信」を選択します。

返事などを書いた後は右上のOKボタンで保存します。送信箱の中に今書いたメールが入っているのでタップアンドホールドし、「マーク」→「送信用にマーク」を選択します。

その後、送信箱を表示したまま「メール」→「送受信」→「マークしたものを実行」を選択します。
このように、nPOPQでは受信以外の動作はほとんどマークを付けて、何をするのか明示してから実行します。
アドレス帳
nPOPQを使う上で結構ネックになるのがアドレス帖ではないでしょうか。
nPOPQはアドレス帖を独自で持っていてPocketOutlookと連動していません。なので新たに登録しなおす必要があるのですが、数が多いとこれが結構面倒です。
母艦のアドレス帖をそのままガサっと持って来れたらいいのですがそうもいきません。
しかしnPOPQのアドレス帖ファイルは名前とアドレスのカンマ区切りなので、
1.PocketOutlookの連絡先をドラッグして複数選択
2.PocketExcelに貼りつけてExcel形式で保存(ファイル名をadd.xlsとする)
3.add.xlsファイルを母艦にコピーしてExcelで開き、オートフィルタでメールアドレス以外を抽出して行削除
4.ファイル→新規作成で新たにExcelファイルを新規作成
5.add.xlsのオートフィルタを解除して表示されるメールアドレス一覧をコピーし、新規作成したExcelファイルに貼りつける
6.add.xlsを保存せずに一旦閉じる。
7.add.xlsを開き、オートフィルタで表題以外を抽出して行削除
8.add.xlsのオートフィルタを解除して表示される表題一覧をコピーし、4で新規作成したExcelファイルのメールアドレス一覧の右横のセルに貼りつける(この時名前とメールアドレスが一致していることを確認する。ずれている場合は調整する)
9.add.xlsを保存せずに閉じる
10.4で新規作成したxlsファイルをCSV形式で保存する
11.保存したCSVファイルの名前をAddress.lstと変更し、nPOPQフォルダのAddress.lstに上書きする
という手順で置き換えが可能です。
これならExcelさえあれば結構手軽に一括登録が可能だと思います。
nPOPQはこちらからダウンロードできます。(サイトは休止中ですがリンクの許可は取っています)
今回動作確認したファイル
● Version 1.0.0
動作確認した機種
● jornada568
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