ZERO から始めるWindowsMobile

 
■W-ZERO3って何?WindowsMobileって何?■
 
  WS003SH
WILLCOM
 
 

まず、何も知らずに買った人向けに、W-ZERO3というのは何なのか、と言うことから話しておきます。

W-ZERO3って何ですか?

W-ZERO3とは、Microsoft社の開発したWindowsMobile5.0というOSを搭載し、WILLCOM社の音声/データ通信用の仕組みであるW-SIMに対応した「通話/通信もできるモバイル端末」です。

ポジション的には携帯電話とノートパソコンの間あたりに位置する機器だと思われます。

従来のPocketPCと呼ばれる物との大きな違いは「通信/通話機能を内蔵することが出来る」という点で、最も大きな違いが「電話として使える」という点です。

従来のPocketPC

従来のPocketPCは本体をPDAメーカーが作り、そこにMicrosoftのOSを入れていました。
通信するためには別途通信用のカードの購入が必要で、しかもこのカードを買っても通話は出来ませんでした。(発信できるものは過去にありましたが、着信が出来なかったりと電話として使うには致命的な問題点がありました)

@本体:PDAのメーカーが作る
AOS:Microsoftが作る

販売はメーカーが行う

通信するためには別途カードが必要。

W-ZERO3

W-ZERO3は本体をPDAメーカーが作り、通信部分を担うW-SIMをネットインデックスが作り、そこにMicrosoftのOSが載っています。さらにPDAメーカーが電話としての機能を組み込んでいるため、データ通信や通話に利用することが出来ます。

こうして出来上がった端末をWILLCOMが売っています。

@本体:PDAのメーカー(今回はSHARP)が作る
AW-SIM:SIMカードのメーカー(今回はネットインデックス)が作る
BOS:Microsoftが作る
C電話機能:PDAのメーカー(今回はシャープ)が作る

販売はWILLCOMが行う

携帯電話よりも表現力が豊かで、ノートパソコンよりも手軽に扱えるのがメリットですが、それは逆にノートパソコン以下の表現力、携帯よりもかさばる、という欠点があるとも言えます。

また、ウィルコムSHARPのページにも情報が掲載されています。そちらもご参照ください。

WindowsMobileって何ですか?

WindowsMobileというのはモバイル端末向けに開発されたOSです。(実際はちょっとニュアンスが違うのですが便宜上そうしておきます)2006年1月1日現在は5.0というバージョンが最新です。

PCの補助というかサブセットというか、そういう「PCのデータを持ち出して外出先で手軽に使う」という役割を担うために開発されたものです。
その為、PCと接続して予定や連絡先などをシンクロさせたり、PCで作成したデータを流し込んだりと、アプリケーションの追加も主にPC経由で行ったりと、PCと繋げて使うことが前提として作成されています。

気を付けなければいけないのは、「Windows」という名前ですがパソコン用のOSとは根本的に別物であり、パソコン用のアプリケーションは動かないと言う点です。つまり「一太郎」や「花子」や「秀丸」といったWindows用に開発されたアプリケーションは動かない、と言うことです。

WindowsMobileについてはMicrosoftのページにも紹介されていますので、そちらもご参照ください。
また、PocketPCの歴史などに多少興味のある人は私が昔書いたPocketPCの種類に関する記事があるのでそちらもご参照ください。

CE3.0までで止まっていますが、本来はそこにCE4.0(PocketPC2003、2003SE)、WindowsMobile5.0と続きます。

WindowsMobileを搭載した電話機って何が便利なの?

WindowsMobileを搭載した電話機(この場合はW-ZERO3を指します)のメリットは、アプリケーションを追加することによって携帯電話よりも幅広くいろんな事が出来る、という点にあります。

例えばアプリケーションを追加することで、ネットワークの管理が出来たり、データベースになったり、写真の加工が出来たり、PC用のメールを受信したり振り分けたりと携帯電話には出来ないような色々なことが可能になります。(つまりW-ZERO3の場合だと携帯メールとPCメールのその両方を利用することが可能になります)

また、携帯に比べて表現力が高い、というメリットもあります。例えば携帯電話で見るよりもインターネットなどをよりPCの環境に近い状態で見ることが出来ます。写真やメールも携帯で見るよりは大きな画面で確認できます。

例えばカスタマイズ性の高さというのもメリットの一つです。一部のボタンに好きなアプリケーションを割り付けて、ワンプッシュで起動させたり、Windowsでいうところの「デスクトップ」にあたる「Today画面」に色々な情報を貼り付けたりという「自分好みのちょっとしたカスタマイズ」が行えます。

また、ノートパソコンよりも手軽に取り出せる、という点もメリットの一つです。
電車で座席には座れないまでも、ちょっと落ち着いた時に取り出して、文章を書いたりメールを書いたり読んだり、といった事が出来ます。

W-ZERO3の場合はQWERTYキーボード(PCに付いているようなキーボード)が本体に内蔵されているため、携帯電話よりも文章作成がやりやすい、というものメリットだと言えます。

逆に言えば「今の携帯電話で何もかも十分」な人や「別にノートパソコンを取り出すのも面倒じゃないよ」という人には必要ない機器だと言えます。

また、カスタマイズができると言うことは、カスタマイズによっては不安定になる可能性がある、ということです。

サイズ的にはどの程度大きいのか

W-ZERO3のサイズはこんな感じです。写真はW21CA2との比較。

かなり大きいのがわかると思います。
そのかわり液晶サイズが大きく、表現の幅が広がっています。

厚みの比較

厚みもZERO3の方がかなり厚いように思います。

表現力の違い

表現力の違いはこんな感じです。

写真はW21CA2のjigブラウザでZERO3と同じページを表示した比較写真。いくら携帯でPCのサイトが閲覧できると言っても限界があり、やっぱり液晶のサイズ、解像度の違いは大きいように思います。

とりあえず今回はW-ZERO3って何だろう?という点に焦点を絞って紹介しました。
次回以降はこのZERO3を使ってWindowsMobile5の世界を紹介していきたいと思います。

 

 
     

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